指輪をはずしずらくなってきた時の関節のサイズをキープする方法は?

指輪がはずしにくくなってきて、関節がこれ以上太くなるのではないかと心配な方の場合、指輪を毎日着けはずしした方が指輪が抜けやすいか、ずっと着けっ放しでもいいのか、という相談をいただきました。

関節は太っても骨が太くなることはありません。骨の中身の密度が変わることがあっても10代の成長期と違って、結婚してから関節の骨の直径は太くなりません。脂肪や水分の取り込み方は日に日に変わります。
そして体型が変わるように指のかたちも変わります。
毎日同じ箇所が締めつけられれば、そこにあった脂肪は移動します。よって、毎日着けなければ指の形も変形は避けられます。
ただし結婚指輪は毎日つけはずしするものではなく、よほどメンテナンスに出す以外、肌身離さず着ける方の方が多いです。
もしも抜けなくなったらどうしようという気持ちはどんどん膨らんで不安になりますが、入った指輪は必ず抜けます。そして、指は潮の満ち引きのように、細くなる季節、ほっそりする気候というのがあります。
指輪サイズの専門家によれば、気温が高いと皮膚は体温調節で熱を逃がそうとします。具体的には、汗を出そうとします。
血流が活発な時間には指の太さも大きくなっているので、安静にしていて、涼しい時間、血流が活発でない時を選んできつい指輪をはずせば、楽にはずせるということ。

そして、握力をたくさん使った手をフル稼働させたり、指輪を一生懸命抜こうとして指が真っ赤になっている時はサイズが大きくなっています。
クールダンとは、まさに指を冷やして安静にしてあげるとサイズは細くなります。

このように、指はいつもいつも同じ太さではない、ゴムのように結婚指輪が伸びたり縮んだりしたらどんなに楽かと思いますが、そうした性質を良く理解して結婚指輪の号数を決めたいものです。